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2024.03.20

ミュートはかつて「葬儀」のシンボルだった?

ミュートはかつて「葬儀」のシンボルだった?

こんにちは!
鹿児島県霧島市にある「ミヤタカンパニー」です。
HPをご覧くださり、ありがとうございます。


音を小さくしたり、音色を変えたりすることのできる「ミュート(弱音器)」。
弦楽器や金管楽器にとっては欠かすことのできないアイテムです。


このミュートの歴史は意外と古く、バロック時代の楽曲には
擦れにその指示が見られるものがあります。


興味深いことに、この時代のミュートは
「葬儀」を描いた場面で使われているのです。



なぜミュートが葬儀を表すようになったのか。
それは、戦場で兵士がなくなった際に、トランペットにミュートをつけて
音を小さくして吹き鳴らしたことが起源だといわれています。


以来、ミュートをつけたトランペットと
黒い布をかぶせたティンパニやドラムの組み合わせは
西欧の葬儀のシンボルとなりました。


20世紀にはいると、このミュートの概念は薄まり
ジャズや近代曲などで華やかな音色を作り出すことでも
多様されるようになりました。


昔の曲には、ミュートによって死を暗示する意味があったことを知っておくと
作曲家がその曲で伝えようとした真意を理解する手助けになるのではないでしょうか。


あの曲を弾いてみたいので、楽譜を探しているけどなかなか無い。
そんな方は当店でも探してみてください。入門編の楽譜や音楽雑誌もございます。

 

 

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